Memory of Silence

Memory of Silence
     
記憶


見事な桜

何度目の春でしょう?

歳を重ねる度
新たな感情が湧いてきます

胸に秘めた
幾千の想い

過去から未来へ


 

「一瞬の静寂を、切り取って」

記憶はいつか薄れてしまうけれど、
写真はあの時の感情を呼び覚ましてくれる。


私が出会った美しい情景を、
あなたのシーンのひとコマに。


   

陽射しの温もり







優しい光が 花びらの陽だまりに
閉じかけていた心のように
ゆっくりと 花びらがほどけていく
その柔らかな襞(ひだ)の奥にまた一つ、温かな時間を閉じ込めながら
かつて知っていた 誰かの微笑みのような
懐かしくも新しいその光は 静かに 私の明日を照らし始めている

清々しい空気







暑かった夏もすっかり影をひそめ、
爽やかな一陣の風が秋桜をそっと揺らして走り去る
騒がしい蝉の声は 遠い記憶
いつの間にか 高くなった空が 「もういいよ」と 優しく語りかける
飲みかけの炭酸水から 泡が消えるように 静かに、けれど確かに 情熱の火照りは 冷まされていく
立ち止まっていた時間は この風に背中を押され 新しい季節の香りを 探しにいく。

朝陽の中で








朝焼けが溶かしてゆく山波のシルエット
穂は 一瞬の光を浴びて生命の輝きをましてゆく。
昨日までの熱を 脱ぎ捨てた大地が
新しい光を 一心に受け止めている
揺れる黄金の波は
ただひたむきに 季節の深まりを告げている

ようこそ!
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by naomon

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